目次: 1.「長いテロメア症候群」見た目は若いが、細胞はズタボロ 2.テロメアの長さを抑える遺伝子があった 3.がん細胞――無限に増殖する老化細胞 4.長いテロメアがもたらす恐怖の結果 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆彡 1. 「長いテロメア症候群」見た目…
目次: 1.老化は病気か?必然か? 2.寿命が遺伝子に規定されている証拠ってあるの? 3.よく聞くけど、「テロメア」ってなに? 4.テロメアを伸ばせば若返る? ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆彡 1.老化は病気か?必然か? まずは、下のサイトに目を通して…
目次: 1.体中のDNAを一本につなげたら、どれくらいの長さになるのか?計算してみよう 2.ヒトの体の細胞って、ぜんぶで何個なの? 3.ヒトゲノムの驚愕の天文学的数字! 4.こんな小宇宙を、どうやってミクロな細胞核に格納している? 「ウルトラセブ…
昨日(2021年1月13日)、デュピクセントの初回投与を受けました。 デュピクセントは2週間ごとに打つのですが、初回のみは2本を一度に打ちます。 デュピクセントは皮下注射です。 打つ部位は二の腕の肩の近く、腹部、内腿です。 まず一本目は看護師のおばさん…
以前のブログで、アトピー性皮膚炎に絶大な効果が期待できる抗体医薬品「デュピクセント」のことを紹介しました。 takyamamoto.hatenablog.com 実は、私のアトピー性皮膚炎は重症で、既存の治療で最も強力なステロイド療法でも抑えきれなくなって、主治医か…
目次: 1.おさらい:今や市民権を得たPCR、、、今更聞けないPCRってなに? 2.「PCR検査」で結局、なんでそんなに格安なのぉ~? 3.「PCR検査」を謳っていながら、PCRじゃない業者もある!? 4.で結局、格安検査、大丈夫なのぉ~? ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★…
皆さん、おひさです。 昨年私は、「ゲノム編集技術」がノーベル生理学・医学賞を受賞すると予想しましたが、見事に外れてしまいましたね。 takyamamoto.hatenablog.com 今年こそはと思っていましたが、見事ノーベル化学賞を受賞しました。 話題のゲノム編集…
今日のニュースで、来週から新型コロナウイルスの検査が保険適用になるとか。。。 風邪症状で具合の悪い人は、全員新型コロナウイルスの検査を受けることになるのでしょうか? いや、そうなると検査会社はてんやわんやの大忙しですね。 ところで、新型コロナ…
目次: 1.私はアトピーもち 2.どうしてアレルギーになるの? 3.免疫バランスについて、もう少し詳しく 4.デュピクセントはTh2サイトカインの作用を邪魔する 5.で、おいくら万円くらいかかるの? ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆彡 1.私はアトピーもち …
最近話題です。 「エクソソーム」 NHKでも特集番組が放送されました。 www.youtube.com エクソソームとは何か? 細胞間で「対話」を行う小さな小さな袋 その袋には、情報を伝達する様々な物質が含まれています。 私がここで多くを語るより、まずはNHKの番組…
いよいよ今夕です。 ノーベル生理学・医学賞の受賞者発表! 前回のブログで「ゲノム編集技術」と予想しましたが、やっぱ時期尚早でしょうね。 それで予想変更しま~~す(^^) ずばり、日本人研究者「満屋裕明」先生で決まりで~~す。 巷の予想では、日本人候…
目次: 1.化学賞は「次世代シーケンサー」か? 2.生理学・医学賞は「ゲノム編集」? またまたこの季節がやってまいりました。 本庶先生がノーベル生理学・医学賞を受賞されてから、もう1年も経つのですねぇ。 takyamamoto.hatenablog.com そこで、今年20…
実に久しぶりに「病気と免疫の話」の動画エピソード4をYouTubeにアップしました。なぜ体を冷やしてはいけないのか? なぜ低体温はよくないのか?その本当の理由についてお話しています。 10分ちょっとの動画です。よければご視聴下さい。 www.youtube.com
日経バイオテクオンライン Vol.3168によると、2019年5月24日に米食品医薬品局(FDA)はスイスのノバルティス社の遺伝子治療薬Zolgensmaを承認しました。 その薬価は、な、な、な、なんと212万5000米ドル(1米ドル=110円で2億3375万円)!! いやぁ、ブラッ…
昨日(2019年5月22日)保険適用された最強のがん治療法「CAR-T細胞療法」! 薬価は、な、な、なんと3,349万円! 後編では、その仕組みについてお話します。 www.nikkei.com 目次: 1.前編のおさらい 2.上手い手があった! 3.見つかったがん細胞の目印 …
目次: 1.がん細胞だけを狙い打つ「ミサイル療法」とは? 2.免疫系ががん細胞を見つけ出して攻撃する仕組み 3.がん細胞が免疫監視機構から逃れる仕組み その強力な治療効果のゆえに、今、非常に話題の新規がん治療法が明日(2019年5月22日)、保険適用…
昨日(2019年5月13日)のNHKニュースです。 www3.nhk.or.jp 北海道の礼文島で発掘された、約3800年前の女性の縄文人のほぼほぼ完全な状態の骨格。なかでも臼歯のDNAの保存状態が極めて良好で、そこから全遺伝子情報、すなわち30億個ものDNAの塩基配列の解読…
皆さま、ご無沙汰しております。 今日、中学校の野球大会で球審をしてきました。 どうやら2年半を経て、ようやくイップスが克服できたようです。 まだ、力むとピッチャーに届かない低い球になったりしますが、たぶん大丈夫。 嬉しいので、イップスについて書…
新しい動画をYouTubeにアップしました。 自然免疫の重要性について、ノーベール賞受賞者のお仕事と、ある著名な日本人研究者の業績についてお話しています。 www.youtube.com 再生リストも作成しました。 YouTubeで「drやまけん 病気と免疫」で検索してみて…
実に久しぶりに「がんシリーズ」をお送りします。 今回の話は、普段の生活の中で皆さんが出来るちょっとしたことでがんを防ぐ、あるいはがんに勝つために大切なことをお伝えしますので、是非お読みください。 最新の医学研究で分かってきたことなのですが、…
Dr.やまけんで~す(^^) 「病気と免疫の話」第1話、「ヒトはなぜ病気になるのか?」の動画です。私自ら語っています。 う~~ん、「低音のいい声」とか「低っくい幽霊みたいな声」とも言われたナレーションをお楽しみください(^^) youtu.be
皆さま ブログって、基本文章だし、文章読むの面倒くせえし、文章じゃよく分からんし。。。 そこで、こんなの始めました。 www.youtube.com ナレーション入り動画です。 これまでブログでお話してきたような内容を、パワポのナレーション入り動画でお話して…
今月初めは「これでも師走か?」というような陽気が続きましたが、やっと冬らしくなって来ましたね。 薄手の掛け布団で寝ていたら、見事に風邪をひいてしまいました。皆さんも体調管理にはくれぐれもお気をつけ下さい。 でも、なんで布団かけないで寝ると風…
偶然? 必然? 棚からぼた餅? 科学者の偉大な業績のなかには、偶然の産物や単なる幸運に見えるものも多くあります。 しかし、ノーベル賞を受賞するような研究者は、偶然の出来事や予想外・期待はずれの結果から、より重要な真理を見出す能力を例外なく持っ…
本庶佑先生、本当におめでとう御座います(^^) 坂口志文先生が共同受賞されなかったことは、私はノーベル賞選考委員会に抗議を申したい気持ちです。 でも、本庶先生。本当に、本当に、おめでとう御座います。
またまた今年もこの季節がやってまいりました(^^) 2018年のノーベル生理学・医学賞の受賞者発表は10月1日夕方(日本時間)です。 今年こそ、制御性T細胞の発見者・坂口志文(しもん)先生と、新規ながん免疫療法(免疫チェックポイント阻害)の発見者・本庶…
目次: 血栓症を予防するワーファリン 全米屈指の名門、ウィスコンシン大学 奇病!「スイートクローバー病」 特定された原因物質 殺鼠剤「ワーファリン」命名の由来 殺鼠剤で自殺を試みるも死に切れず! 殺鼠剤で死なないスーパーラット 飲み忘れても、決し…
目次: 帯状疱疹は水ぼうそうと同じウイルスが原因 ヘルペスウイルスは二度と体から追い出せない! 最近まで発見されなかった8番目のヘルペスウイルス 水ぼうそうワクチンを開発したのは私の先生 水ぼうそうには二度とかからないのに、どうして帯状疱疹にな…
目次: ワトソン博士はバードウォッチャー DNAの構造を解明するには、どうすればいい? ウィルキンスとの出会い ウィルキンスの悩み 決め手になったデータは盗んだもの!? 果てしのない模型いじり そしてノーベル賞へ ロージィとウィルキンスとノーベル賞 …
目次: 1.「アポロ計画」より、はるかに高くついた? 2.全部分かったとして、それで何かいいことあるの? 3.「1000ドルゲノムシーケンス」を実現した技術革新! 4.既に何千人もの日本人のゲノム情報が登録されている! 5.人間は神の領域に踏み込も…