Dr.やまけんの【いつまでも健康に過ごすために大切なこと】

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101【抗体医薬品治療体験記(その2)】デュピクセントの初回投与が終わりました

昨日(2021年1月13日)、デュピクセントの初回投与を受けました。

デュピクセントは2週間ごとに打つのですが、初回のみは2本を一度に打ちます。

 

デュピクセントは皮下注射です。

打つ部位は二の腕の肩の近く、腹部、内腿です。

まず一本目は看護師のおばさん(失礼)が、おへその横の腹部に打って下さいました。

 

注射というと、昆虫採集セットの注射器に針というのを想像すると思います。

でも、そんなんじゃなくて、下の写真のようなカートリッジ式になっているのですね。

 

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デュピクセントのカートリッジ

 

さて、しばらくは通院して打って頂きますが、そのうちには通院せず、自宅で自己注射すると言います。

そこで2本目は、看護師おばさんのご指導のもと、自己注射することになりました。

 

カートリッジのキャップを外し、先端を腹部のおへその10センチほど横に突き立てます。

心境としては、なんか時代劇で見る切腹のような感覚ですね。

そして、カートリッジをグッと腹に押し付けると、「パチンッ」と音がして、カートリッジから針が飛び出して腹に刺さったのが分かります。

チクッと痛みが走りますが、そんなに強い痛みではないです。

で、カートリッジを押し続けると、シリンジが下がって薬液が注入されます。

その時に、圧迫痛がありますが、「ああ今、薬が俺の体に入っていくんだな」と有難く思うことで、痛みを気にしないことにしました。

さあ、これで天下の抗体医薬の投与完了です。あっけないものです。

 

お腹に針を突き刺しましたが、出血はほとんどありません。

今晩はお風呂も普通にはいっていいとのことです。

 

デュピクセントの効果が出るには数日から数週間かかると言います。

なので、当面は従来のステロイド剤を併用します。

ということは、症状が良くなっても、それがデュピクセントの効果なのか、ステロイド剤の効果なのか分からないことになりますね~~。

 

でも、私の体内に注入された抗体が、IL-4/IL-13受容体に出会うとそれに結合し、Th2細胞の活性化を抑制してくれている様を想像することで、その効果を実感できるのではないかと期待しています。

 

次の投与は2週間後。

それまでに体調に変化があれば、ブログで報告しますね。。。

 

 

今回も最後までお読み下さり、ありがとう御座います。

 

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