自己免疫疾患
目次: 1.アメリカで本当にあった「憑依(ひょうい)事件」? 2.メリーランドの憑依少年は病気だった! 3.「抗NMDA受容体抗体脳炎」の実態 4.悪魔憑きも、実は「免疫」が関わっていた! 最近は古い東映の時代劇とか観ますが、若い時は無類の洋画好き…
目次: 1.免疫系は体の「防衛隊」 2.敵を感知する自然免疫のセンサーは大雑把 3.パターン認識受容体とβグルカンの潜在能力 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆彡 1.免疫系は体の「防衛隊」 抗体やT細胞による獲得免疫というのは、強力ではありますが、起動す…
日本免疫学会が、毎年夏にこんなイベントやってます。 学会主催と言っても、ちっとも堅っ苦しくなく、細胞からDNAを取り出す実験体験とか、実際にiPS細胞から作られた心筋細胞がシャーレの中で拍動する様子を観察したり、パネル展示や紙芝居で免疫についてや…
目次: ① 号外【免疫学史上最大の謎??に挑む】の補足です ② Tregの「マスター遺伝子」Foxp3 ③ 生まれつき制御性T細胞を作れない病気 ④ Treg研究の今後の展望 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆彡 ① 号外【免疫学史上最大の謎??に挑む】の補足です 2017年6月9日の…
本ブログを始めた当初は、週に1回のペースで最低でも1年間、つまり52回を目標に始めました。 それが今回でその52回目を迎えることができました。号外を含めれば60回以上になります。 1年の予定が、わずか3ヶ月余りでのこれだけの記事を掲載できたのも、多く…
本ブログ【046】でお話した「関節リウマチ」。 今回「その2」をお送りします。 目次: ① 原因の大元を叩く薬があった! ② おさらい ~司令塔が機能しなくなったらどうなる?~ ③ アバタセプトは超強力な免疫抑制剤 ④ 「関節リウマチに対するアバタセプト使…
前回の「関節リウマチ」に続いて、「自己免疫疾患(その2)」をお送りします。 なぜ、この病名に日本人の名が冠せられているのか? 橋本病発見の歴史を紐解きながら、自己免疫疾患であるこの病気の寛解(かんかい)(病気の症状が良くなること)に重要な役…
目次: ① 人類最大の自己免疫疾患 ② リウマチになる仕組み ③ リウマチの治療薬 ④ リウマチへの効果――根拠はまだないが、βグルカンは期待できるはず ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆彡 ① 人類最大の自己免疫疾患 関節リウマチ(以下「リウマチ」と言います)は、人…
1.「自己免疫疾患」って? 2.制御性T細胞(Treg; ティーレグ)って? 3.Tregの働き 4.病気と免疫とβグルカン ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆彡 1.「自己免疫疾患」って? 免疫は本来、異物を認識し、排除するシステムとして定義されました。 だから、免…