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Dr.やまけんの【いつまでも健康に過ごすために大切なこと】

食事 運動 休息 免疫系 神経系 内分泌系 腸内細菌

030【「サイレントキラー」と国民医療費】糖尿病(その1)

目次:

① わが国の国民医療費の現状

② わが国の糖尿病患者数の現状

③ 糖尿病は不治の病ではない!!

 

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① わが国の国民医療費の現状

 

私がこのブログを始めた最大の目的は、わが国の高騰する国民医療費になんとか歯止めをかけたいとの思いからです。

 

下の図を見て下さい。

2015年度のわが国の国民医療費は41.5兆円です。

そして、毎年1兆円以上のペースで増え続けており、ペースダウンする気配はありません。

 

f:id:takyamamoto:20170509175551p:plain

 

この41.5兆円がどの程度の金額なのか想像つくでしょうか?

フェラーリが何台買えるとかっていう程度の、私の貧困な金銭感覚ではさっぱりピンときませんでしたが、次のように考えると、とてつもない額だと、少しは実感することができました。

 

この41.5兆円を1万円札で積み上げるとどのくらいの高さになるのか?

百万円の厚さが1センチといいます。

それで計算してみました。

41.5兆円ですから、41.5メートルとか415メートルとか、41.5の10倍数になるはずです。

 

皆さんは、直感でどれくらいの高さになると思いますか?

4,150メートル? 41,500メートル? 富士山より高い? そんな訳はない?

 

答えは、、、

信じられなくて、私は何度も計算し直しました。

でも、何度計算しても結果は同じです。

 

正解は 415km です!

 

あの国際宇宙ステーションの高度が400kmですから、あれよりも高い!

まさに宇宙空間にまで及ぶほどの天文学的な金額なのです!!

これほどのお金を、わずか1年間で病気の治療(健診など予防も含みますが)に使い切っているのです!!

 

「国際宇宙ステーション 画像」の画像検索結果

 

そして、当然ですが、高齢になるほど、一人当たりの治療費は高額になります。

歳を取って、病気になって、自分で稼げなくなってから、たくさん医療費を使うことになるのです。

 

「医療費 年代別 画像」の画像検索結果

 

そして、その費用を負担するのは、私たちの子供や孫の世代の若い人たちです。

このことを思うと、食べたいものを食べ、飲みたいものを飲み、自分勝手に生きたいように生きることなどできません。

 

現実を知り、一人ひとりが日本の未来のために何ができるのかを考え、行動しなければ、日本は早晩破たんします。

それを防ぐのは、日本をこういう国にした私たちの世代の、せめてもの責務ではないでしょうか。

 

② わが国の糖尿病患者数の現状

 

医療費の内訳で多いのは、やはり生活習慣病です。

中高年層が医療費の大部分を使っているわけですから、当然と言えば当然です。

 

下のグラフを見て下さい。

 

f:id:takyamamoto:20170509180453p:plain

 

生活習慣病でもっとも患者数が多いのは高血圧性疾患です。

2位の糖尿病を3倍近く引き離してダントツです。

しかしながら、皆さんよく耳にされる言葉だと思いますが、「糖尿病予備軍」と言われる人たちを含めると、軽く2000万人を超えると推計されています。なんと、国民(子供も赤ちゃんも含めて)の5人に1人です。

 

予備軍とは、糖尿病と診断されるほど血糖値は高くないが、健常と言えるほど低くもない(境界型)人たちで、生活習慣やその他の原因で、いつ糖尿病になってもおかしくない人たちです。

この人たちをやすやすと糖尿病にしてしまうのか、それとも生活習慣の改善で健康になるのかで、今後の医療費の増減に及ぼす影響は大きく変わってきます

何しろ、現在でも糖尿病治療に8兆円も費やしているのですから!

 

このまま、この予備軍を減らせられないと、毎年100万人の新規な糖尿病患者が出てくることになるという話もあります。

そんなことになったら、本当に日本の医療経済は崩壊です。

 

③ 糖尿病は不治の病ではない!!

 

糖尿病は、初期にはほとんど自覚症状がないまま、しかし、確実に進行し、症状が出てからでは完治が難しいと言われるため、「サイレントキラー」と呼ばれます。

 

ですから、症状が出る前の予備軍の方たちには、正しい知識を持って頂き、自分の置かれている状況の危うさを知り、生活習慣の改善に努めて頂かなければなりません

予備軍のうちなら簡単に改善しますよ。

 

糖尿病の専門サイトなどを見ていると、糖尿病のことを、前述の「サイレントキラー」だとか、「完治は難しい」とか、「糖尿病になってからでは遅い」とか、進行した糖尿病患者を絶望させるような言葉であふれかえっています。

糖尿病は確かに過酷な病気ですが、絶望させる必要はありません。

 

私は仕事柄、糖尿病から回復された方を何人か知っています。

例えば、70歳代の男性で、ヘモグロビンA1cが13以上という高値から回復された方を2人知っています。

一人は、ほとんど歩けず車いす生活で、失明をも覚悟した人ですが、今では、かつての様にいくつもの事業を経営し、海外へも行ったりとアグレッシブにご活躍中です。

 

実際、そう言う人たちとお会いし、お話を聞いていますので、糖尿病は決して「不治の病」とは思えないのです。

 

もっと書きたいのですが、今日はここでペンを置きます。

次回も糖尿病についての話を続けます。

 

 

今回も最後までお読み頂き、ありがとう御座います。

 

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是非、お読みになったご感想やご意見、ご批判をコメントでお寄せ下さい。

大変励みになります。

また、私は医師ではありませんので、医学的な誤りがありましたら、是非、御指摘をお願い致します。

勉強させて頂きます。