目次:
-
日本は食品添加物天国!
-
「安全」と言われていたあの添加物がアブナイ!? トクホのコーラにも入ってるぞ(笑)
-
科学的根拠なく唱えられる「安全」
-
結論
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆彡
① 日本は食品添加物天国!?
食品添加物には天然のものと人工的に合成したものとがあります。
我国では、天然と人工とを合わせて約1500種(!!)もの食品添加物が認可されています。
この1500という数字が多いのか?少ないのか?
天然の方が人工より安全とか、人工の方が危険とか言いきれないのですが、石油から合成された添加物に限ると、我国では351品目が認可されています。
これに対して、アメリカは133品目、ドイツ64品目、フランス32品目、イギリスに至ってはわずか21品目です。
なんだこの数字の違いは!?
厚生労働省のホームページによると、「厚生労働省は、食品添加物の安全性について食品安全委員会による評価を受け、人の健康を損なうおそれのない場合に限って、成分の規格や、使用の基準を定めたうえで、使用を認めています」だって?
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuten/
ムムムッ! 医薬品では、安全性情報が不足とかなんとか言って認可のハードル高いのに、なんで食品添加物(以下「添加物」)については、こんなにハードル下げてんの??
本当に安全性について、妥当な評価ができてんの?と普通に疑問を持ちます。
認可済みの添加物でも、動物実験等によって危険性が強く示されているものが多くあります。
よく知られたところでは、ハムやソーセージ、イクラなどに使われる亜硝酸ナトリウムが強い遺伝子変異原性(遺伝子変異を起こさせる性質)を、赤色○号とか青色○号なんかの合成着色料の多くが強い発がん性を有することが、随分以前から指摘されています。
他にも枚挙にいとまがありません。
② 「安全」と言われていたあの添加物がアブナイ!! トクホのコーラにも入ってるぞ(笑)
これだけ添加物の種類が多いと、一つひとつについての危険性の情報を調べているとキリがないので、やってられませんが、ある日思うところがあって、ある添加物について調べてみました。
それは人工甘味料です。
喫茶店やファミレスに、砂糖といっしょに置いてあったり、「ゼロカロリー」とか「糖質ゼロ」って清涼飲料水に入ってますね。
これらは血糖値が気になる人たちに訴求する商品ですね。
人工甘味料って、甘みが砂糖の数百倍もあるので、使う量は数百分の一で済みます。
ほんでもって、ほとんど消化吸収されずに排泄されて、体内に入らないので、「血糖値が気になる方も安心」みたいなことを言われてきたわけです。
私は清涼飲料水はほとんど飲まないのですが、私の場合、缶チューハイが問題です。
メタボを恐れる私は、例にもれず、缶チューハイも「ゼロカロリー」とか「糖質ゼロ」ってやつを好んで買います。
そのたぐいの缶チューハイに入っているのは、私の観察によると、スクラロースとアセスルファムK(カリウム)が多いです。
原材料表示を見ながら、いつも「これってホンマに大丈夫なんか?」と疑問に思っていました。
疑問に思うんなら調べてみろと、調べてみたら、驚くべき論文を発見しました!
ネイチャー 2014年
「人工甘味料は、腸内細菌叢を変化させることによってインスリン抵抗性(インスリンが聞きにくい状態)を引き起こす」
結論は上の論文タイトルの通りですが、もう少し言うと、「確かに人工甘味料は体内に吸収はされないので、直接体には影響はしないようだが、大腸内で腸内細菌叢(腸内フローラとも言います)のバランスを悪い方向に変化させて、その結果インスリンが効きにくくなり(血糖値が下がりにくくなり)、砂糖よりもむしろ2型糖尿病になるリスクが増える」ということなのです。
この実験では、人工甘味料のうちでも清涼飲料水や缶チューハイでよく使われるスクラロースについて、マウスで実験を行っています。
この論文発表の後、ヨーロッパの業界、特に清涼飲料水の業界で論議が巻き起こりました。
また、人工甘味料そのものを製造しているドイツの企業は、「科学的根拠がない」と主張して反論しました。
(いや、ネイチャーのような超一流誌の科学論文に対して、「科学的根拠がない」って反論、意味分からんが。。。そう言うんなら、害がないことを「科学的根拠」を示して証明して見せろ!っつうの)
腸内細菌への影響は、言われれば「なるほど」です。
これで「体内に吸収されないから安全」という論拠は崩れました。
人工甘味料! 皮肉にも最近、トクホのコーラにも入ってますね。
これって、どうよ!?
③ 科学的根拠なく唱えられる「安全」
例えば、ラムネ菓子やタブレット清涼菓子(ミン○ィアなんか)に使われている「微粒酸化ケイ素」。これなんだと思います?
乾燥剤として皆さんもよくご存知の「シリカゲル」です。
あの無色透明の粒々に青い粒々の混じったヤツですね。海苔とかに入ってる。。。
「こんなの入ってるの?」と思うと気持ち悪くなるかもしれませんが、実はこんなの食べさせられていたのですねぇ。私も最近まで知りませんでしたが。
よく乾燥材の袋に「食べられません」って書いてありますが、実は食べられるんですねェ~(決して食べないで下さい)。
で、この食べるシリカゲル。安全性の根拠について調べてみると、右を見ても、左を見ても「消化吸収されず、体内に入らないので安全」というものばかりです。
これはもう、にわかには信じられません。
ちなみに、このたぐいの清涼菓子。上の写真の表示の通り、食品添加物の塊です(怖)。
④ 結論
まぁ、何百種類もある添加物のことを全て気にしてると、とてもじゃないけど、モノ食べるのが楽しくなくなっちいますので、あまり過度に気にするのもどうかと思います。
でも、これだけはハッキリしていて、「諸外国で禁じられていて、我国のみで認可されているものがたくさんあり、それらの安全性について、科学的根拠が明確でないものも多い」ということです。
今回も最後までお読み頂き、ありがとう御座います。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆彡
是非、お読みになったご感想、ご意見、お叱りなどをコメントでお寄せ下さい。
大変励みになります。
また、関連した最新情報をお持ちの方、是非お教え下さい。
勉強させて頂きます。
今後ともよろしくお願い致します。