Dr.やまけんの【いつまでも健康に過ごすために大切なこと】

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号外【なぜ私が「病気と健康」問題に興味を持つようになったか】タクシードライバーから説法師へ

号外です。

かつて自分の健康問題にすら全く関心がなかった私が、なんで健康問題全般に関心を持つようになったか?

いや、関心を持っただけでなく、なぜ人様にまで説法をするに至ったか?というと、やっぱ、今の会社で働くようになったからに他なりません。

これ以外にありません!

 

昨年の1月、en world japanという転職支援会社のサイトで、「あなたの転機になった瞬間について」ということで、文章を募集していました。

最優秀賞には、本人出演の上、そのエピソードを映像化するというものでした。

 

それまで、タクシーをやっていた私が、今の会社に入ったいきさつを知人に話すと、「やまけんさん、すごく勇気づけられました」とか、「鳥肌が立った」とか言われたので、私の体験談が人様に勇気と元気を与えられるのなら、私の体験を一人でも多くの人に知って頂こうと思って、そんな軽い気持ちで文章を書いて応募したところ、見事「最優秀賞」に選ばれたのです!

 

以下が、最優秀賞を頂いた私のエッセイ文章と、そのエッセイを映像化して頂いた作品です。

 

今の私の原点は、この瞬間にあります。

 

www.youtube.com

 

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俺は、今夜もこうしてハンドルを握り、東京の街を走っている。

嫌な思いをすることもあるが、お客から感謝の言葉をもらった時は、以前の仕事では感じたことのない喜びが得られることもある。しかしながら、3人の子供が独り立ちするまでの10年、この仕事で喰っていけるかという心配は常に付きまとう。給料は完全歩合制だ。できる人は600万くらい稼ぐというが、それには遠く及ばない。大体、同期の連中と比べても、これまで俺の方が売り上げの良かった月があった試しなどない。しかし、まだ9か月も経っていないのだ。そのうち仕事の要領が分かるようになるかも、と楽観的に考える方がいい。

一日に何度も通る繁華街。おっと、左手の路地から、駆け出すように出てきた男性の手が挙がった。危うく行き過ぎそうになるところだったが、無事に乗せることができた。60代の男女と30くらいの男女の四人連れだ。手を挙げた男性が助手席に座った。後部座席の若い二人が、正面に東京タワーが見えると、なんだかはしゃぐように言っている。そのうち、近くでタワーを見たいと言い始めた。

「目的地への最短ルートはここを右折ですが、まっすぐタワーの方へ向かいますか?」

「そうしてくれる?」

助手席の男性が答えた。タワーの足元に車を止め、若い二人は車外に出て、タワーの真下から見上げる絶景をスマートフォンに収めている。

「悪かったね」

と隣の男性が言った。

「いいえ、とんでも御座いません」

「タクシーはどのくらいやってるの?」

「実はまだ9か月目です」

「じゃあ、前は何やってたの?」

「25年間、バイオの研究者をやってました」

「バイオって、どんな?」

以前にも、お客から前の職業について聞かれたことはある。しかし、今回は、妙にあれこれと詳しく聞いてくる。そうこう話しているうちに、

「ボクはバイオ系の会社を経営してるんだけど、優秀なバイオの研究者を探しててねぇ。よかったらうちに来ないか?」

「えぇ~?」

凄くびっくりした。たまたま乗り合わせただけの、どこの馬の骨ともわからない運転手にそんなに簡単に声をかけていいのか?優秀な、だって?そんなことわかりゃしないじゃないか。しかし、そんな気持ちはおくびにも出さず、

「ハイッ。是非よろしくお願いします」

と答えていた。二人は夫婦で、ご亭主が会長、ご夫人が社長らしい。

目的地である二人の自宅の前で車を止めたとき、会長が、

「明日、電話しなさい」

と、なにやら書く紙を探してるらしかった。すると、後部座席の夫人が、

「あなた。お名刺お渡しになったら?」

と言った。

「ああ、そうだね」

夫人も、ご亭主の独断をとがめるどころか、後押ししてくれているようだった。

仕事が明けた翌日の昼、あれが酒の入った上での戯言でなかったことを祈るような気持ちで、恐る恐る電話をした。

俺は今、都内の小さな健康食品を製造販売する会社で働いている。会長は俺のことを「運命の人」と言ってくれる。俺はこれを「縁(えにし)」とも「奇跡」とも思う。

 

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今回も最後までお読み頂き、また、映像まで御覧頂き、ありがとう御座います。

 

 

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