しばらくお休みしていた“正しい食事7ヶ条”に戻ります。
結論:
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ビタミン、ミネラル、食物繊維を摂るために野菜や海藻、キノコを摂りましょう
ビタミン、ミネラルはカラダの機能を維持するためにとても重要なことは、よく知られているので、詳しくお話する必要はないでしょう。
(と言うより、あんまりお話しできるネタを持っていません)
ビタミン、ミネラルは微量でいいので、過剰に摂取する必要はありませんが、バランスよく摂るために、できれば多種類の野菜や海藻、キノコを積極的に摂りましょう。
難しければ、サプリメントを活用しましょう。
私は、野菜などの摂取量が「最近少ない」と感じたときだけ、マルチビタミン+マルチミネラルを補給しています。
果物の摂取はほどほどに。糖分の多いものもありますから。
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食物繊維はあらゆる病気予防に非常に重要
ビタミン、ミネラルと違い、少し前までその重要性が十分に広まっていなかったのが「食物繊維」です。
食物繊維はほとんど消化吸収されず、そのまま排出されるため、かつては栄養素としての価値が十分に認識されていませんでした。
ただ、腸内環境を整え、便通を改善することは知られていましたので、若い女性を中心に「ファ○バー○ニ」などの商品がヒットはしていました。
10年近く前から、腸内細菌と多くの病気との関係の研究が盛んになると、腸内環境を整える食物繊維の重要性が見直されるようになりました。
腸内環境がよくなることによって、結果的に多くの生活習慣病の改善効果のあることが明らかとなり、今では、その効果が教科書にまで載るようになりました(下表)。
「健康管理士一般指導員受験対策講座テキスト」(日本医協学院)を改変
ところが、ある種の食物繊維は、単に腸内環境を整えるだけでなく、プラス、強力な免疫賦活(めんえきふかつ)作用を持つものがあります。
それが私がお奨めする数少ない「本モノ」、「βグルカン」です。
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数少ない「本モノ」の素材! それは「βグルカン」
βグルカンとは水溶性食物繊維の一種で、大麦やオーツ麦、シイタケ、マイタケ、霊芝、パン酵母、黒酵母などに多く含まれます。
一時、アガリクスが流行りましたが、要するにあれはβグルカンです。
ですので、とりわけ新しいものでもなく、一時的な流行り物でもありません。
ただ、正しく理解されていない部分はあます。
βグルカンが他の多くの水様性食物繊維と異なるのは、単に腸内環境を整える作用だけでなく、プラスして、強力に免疫力を活性化すると同時に、免疫を抑える制御性T細胞(Treg)も誘導する作用のあることです。
その結果として、強力な抗がん作用と抗ウイルス作用を誘導すると同時に、免疫バランスを良くして、糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病から、リウマチや潰瘍性大腸炎などの自己免疫疾患やアレルギー性疾患など、様々な疾患に広範な改善効果のあることが、ヒト及び動物実験に関する数千にも及ぶ論文によって示されています。
とりわけ、抗がん作用と抗糖尿病作用に関する論文は非常に多く、その効果は疑いようもありません。
私たちも、昨年の日本消化吸収学会で、手術での切除を計画していた大腸から肝臓への転移がんが、βグルカンの摂取によって手術なしで早期に消滅した症例と、2型糖尿病患者において、βグルカン摂取量の増量後にヘモグロビンA1cが順調に改善した症例を報告し、大きな反響を頂きました。
腸内環境を重大テーマに据えている同学会では、βグルカンに対する理解と関心は高いです。
もちろん人によって合う/合わないもあるかと思いますし、全ての人に顕著な効果が現れるとも限りません。
しかし、健康食品なんぞに一切関心のなかった私自身が実体験し、そして、病気やケガから驚くべき回復を果たした何人もの人に会い、話を聞き、その話を学会や論文に報告するまでに至って本モノと確信したものです。
こう書くと、「ホンマかいな?」と胡散臭く聞こえるかもしれません(最初は私もそう思いました)が、βグルカンについては数千もの論文という科学的根拠があります。
中高年になると、年齢とともに免疫力が低下するのは自然の節理です。
そこに来て、体温を下げるとか、食べすぎるとか、肉食が多いとかがあると、様々な病気を引き起こします。
それなりに歳を取れば(50代くらいから)、後々(老後)のため、今からできるだけ免疫力を高く保つ必要があります。
それが簡単にできるひとつの手段。それがβグルカンの摂取です!
では、どういう理屈でβグルカンがいいと言えるのか?
論文で示された科学的根拠などを、できるだけ難しくならないように、追々お話していきます。
今回も最後までお読み頂き、ありがとう御座います。
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